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前述の「赤×ピンク」に続いて桜庭一樹ですー
「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」桜庭一樹 タイトルからして甘々。イラストも甘々。 この そもそも砂糖菓子の弾丸ってなんなの?というのがこの物語の主題に関わってきます。 父は死亡、兄は引きこもりという貧乏生活を送る、主人公山田なぎさのクラスに、芸能人の娘で自分は人魚だと言い張る海野藻屑(すごい名前)が転校してくる場面から物語は始まります。 とりあえずここでタイトルの比喩の説明を。 現実主義者の主人公が必要としているのはお金。 これが「現実世界に直接影響を与えるもの」として「実弾」に例えられる一方、 不思議ちゃん転校生、海野藻屑は「自分は人魚だ」といった空想的な話をしまくります。 これが「実弾」とは反対の「砂糖菓子の弾丸」なわけです。 1ページ目で結末が示されているため、この物語を支えているのは海野藻屑のキャラクター(と作者の筆力)だけになるわけですが、 これがまたすごい。 人魚発言のうえ、ミネラルウォーターを持ち歩いて終始飲みまくる、変人美少女。 そして青白くて華奢な体にスカートの下にはたくさんの痣。 とにかくいろんな意味で痛々しくて、かわいそうで、そこが魅力的です。 多分作者は「かわいい」の根本にあるのは「かわいそう」だって意識してるんだろうな。 藻屑も主人公もまだ13歳の少女。 実弾を持たないから、現実世界に抗うすべがありません。 少女の無力さ、脆さ、思春期特有の閉塞感が胸にしみる作品でした。 悲しいんじゃなくて、やるせない。 腑に落ちないところは確かにあるんですが、少女を描いた作品としてはお勧めできます。 漫画版もでてるぽい。評判いいね。
以下ネタばれ
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よくわからなかったのが、うさぎを殺した犯人。 なぎさ自身は藻屑のことを「残酷な友達」と表現しているので、藻屑が犯人だと思っていそうですが、 うさぎの頭が藻屑のかばんに入っていたのが引っかかる。 藻屑は「家においとけないじゃん、脳みそ出てる動物なんて」という発言を裏山に行く途中でしているので、自分のかばんにそんなもん入れないと思うんですが… 花名島が犯人だとすると藻屑への嫌がらせくらいしか動機が思いつかない… うーん… 大穴で藻屑父?それはそれでありえないな… |
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